2018年9月15日ー。
三連休を利用して初めて「日光東照宮」へ行ってきました。
言わずと知れた徳川家康を祀った神社で、金箔や漆、胡粉をふんだんに使った絢爛豪華な社殿が特徴的です。
私ごとですが、子どものころに「陽明門」のプラモデルを作ったことがあり、是非一度実物を見てみたいと思っていたのです。装飾の壮大さときらびやかな陽明門に、子どもながら大変感銘を受けたことを今でも憶えています。
さて、そんな私が社会人になり上京してから驚いたのが、東京から日光まで日帰りが可能ということ。まさかあの憧れの日光が日帰りまでできる距離にあるとはー。
とは言いつつ、日光を十二分に堪能できるよう、あえて三連休をねらって今回日光へ出向いたのです。
結果からいうと、陽明門はもちろんその他の建造物や日光山の自然も美しく、大変素晴らしい小旅行となりました。
=も く じ =
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①陽明門
日光東照宮の表門をくぐり「三神庫」(さんじんこ)、「神厩舎」(しんきゅうしゃ)を眺めパッと振り向くと、お目当ての「陽明門」がありました。
施された金箔は遠くからでもよく見え、背後にまとった霧が、また神聖さを醸し出しています。
あらゆる角度から何枚も撮り、このひと時を噛みしめます。
鳥居左手の手水舎で身を清め、鳥居をくぐったところー。
そのままだと暗すぎるので写真にライトをかけていますが、それでもこの暗さです。
人が後から後からやって来るので、後ろを気にしながら撮影しました。
陽明門は私の想像以上に小さく、しかし彫刻をぎゅっと詰めこんだ緻密な姿をしています。
鐘楼と陽明門のツーショット。
反対側には対照的に鼓楼が配置されています。
降りしきる雨の中、あちこちから陽明門の姿を収めました。
②回廊の大彫刻
<西回廊> <東回廊>
陽明門の回廊には花鳥風月や雲、動物の彫刻があり、神域を取り囲んでいます。
浮き出ているところをちょっと触れて感触を確かめてみたくもなりますね。
③随身像(ずいじんぞう)
今度は接近して撮ってみました。
神社の神門ではお馴染みの随身像です。
こちらも、平成の大改修により綺麗に生まれ変わりました。
④陽明門の細部
陽明門には様々な装飾が施されており、一日中眺めても見飽きないことから「日暮らし門」とも呼ばれています。
その名の通り、一つ一つ丁寧に見ていてはあっという間に時間が過ぎてしまいます。
観光客も多く、ゆっくり写真撮影しにくいところですので、事前に「陽明門のすべて」という解説書を購入しました。
⑤魔除けの逆柱
陽明門のこの柱だけ逆さまになってます。
建物は完成と同時に崩壊が始まるという意味で、完全なものを追い求めないところに建築美の良さが光ります。
このほか人物の彫刻なども表情を変えており、多くの装飾の中で単調にならないよう調和がとれています。
⑥狛犬
こちらも豪華なコマ。
重要文化財に指定された古い狛犬も、昔はきらびやかな彩色が施されていたのかも知れませんが、この門に配置された、体が金色で、たてがみが緑や青に配色されたコマはここだけかも知れません。
社殿から見た陽明門も綺麗ですよ。
今回は、日光東照宮と日光二荒山神社の中から陽明門をピックアップしました。
陽明門は私の想像以上に小ぶりでしたが、なにより絢爛豪華な彫刻に見とれてうっとりしてしまいました。
「日暮らし門」とはまさにこのことで、また家でじっくり眺めてみたいと、子どもの頃に製作したプラモデルを再度購入し、ひとり悦に浸っています。
この他にも日光には見所がいっぱいあります!
今後少しづつ紹介していきますね。