杜の中の閑話室

神社を求め、ただ一人。山へ海へ里を歩く紀行譚!

【高知】県社「若宮八幡宮」の見どころと御朱印

f:id:horo1332:20181010203015j:plain【2018年8月14日(火)奉拝】
帰省した香川から土佐へ、四国山地を突っ切り、初めての土佐の神社めぐりもこれが最後となりました。

若宮八幡宮」(高知市長浜)は、長宗我部元親公が戦勝祈願し、初陣に臨んだ社として有名です。戦勝祈願の思いは、「出蜻蛉(でとんぼ)式」という社殿の建築様式によく表れています。

 

 

 

 

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社殿の出蜻蛉式建築は、拝殿の正面(向拝・ひさしの部分)を頭に、左右拝殿を翼に、本殿を尾に見立て、蜻蛉がこちらへ向かってくる(出陣)ように配されています。

ここでビビッと来たら鋭い人ー。

実は先日紹介した「土佐神社」(高知市一宮)とは蜻蛉の向きが逆で、「若宮八幡宮」では頭が拝殿ですが、「土佐神社」では頭が本殿になっています。

 

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主祭神

応神天皇(おうじんてんのう)

 第15代天皇

神功皇后(じんぐうこうごう)

 第14代仲哀天皇の皇后

宗像三女神(むなかたさんじょしん)

 「宗像大社」(福岡県宗像市)の主祭神で、海上交通の神。

 市杵嶋姫命(いちきしまひめ)、湍津姫(たぎつひめ)、田心姫神(たぎりひめ)。

 

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②歴史

文治元(1185)年 若宮八幡宮創祀。

永禄3(1560)年 長宗我部元親初陣に備え、当地に陣を構える。

明治6(1873)年 郷社。

昭和5(1930)年 県社。

 

③アクセス

神社の前に広い駐車スペースがあります。
夕方の17時ごろ?には閉まるようなので要注意。

 

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御朱印

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左の花印は、「水天宮」(東京都中央区日本橋)の御朱印帳に押されていたものですので、若宮八幡宮とは関係ありません。

 

 

⑤見どころ

全国でも珍しい、出蜻蛉式の建築様式。

また、外苑(神社から出て真っ直ぐ行ったところ)には、長曾我部元親の大きな銅像があります。銅像の前には、大きな四国の地図が描かれています。長宗我部は槍を持ち、もう片方の手は四国を掴まんとしている様子で、大変躍動感あふれるものです。
是非、歴史の勉強がてら写真に収めちゃってください。

銅像は神社から、徒歩5分程です。)

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ところで、私はというと、腹を抑えコンビニのトイレへと直行したく、銅像は一枚しか撮れませんでした。
実は、当時は8月の盛夏で、外はかんかん照りの暑さ。車内はクーラーで涼しく、その極度の寒暖差と疲労感から、体調を崩してしまったのです。

それでも念願の高知へ初めて行けたことが嬉しく、程よい疲労感に酔いしれながら、御朱印片手に夏の夜を満喫ー。

加山さんではありませんが、言ってしまいます。

・・・しあわせだなぁって。