杜の中の閑話室

神社を求め、ただ一人。山へ海へ里を歩く紀行譚!

【三重】皇大神宮別宮「倭姫宮」の見どころと御朱印

f:id:horo1332:20191116092026j:plain
【2019年5月1日(水)奉拝】
三重県伊勢市に鎮座する「倭姫宮(やまとひめのみや)」は、第11代垂仁(すいにん)天皇の皇女(こうじょ)である倭姫命を祀る神社です。倭姫命は現在の場所に皇大神宮を創建し、神嘗祭(かんなめさい)をはじめとする年中のお祭りなどを定め、神宮経営の規模を確立しました。

倭姫宮が鎮座する倉田山には、神宮徴古館(ちょうこかん)・農業館・神宮美術館・神宮文庫・皇學館大学など神宮を知るための施設が立ち並んでいます。もし時間に余裕があるのなら立ち寄って見たいところです。

 

 

 

アクセス

 ※電車

近鉄五十鈴川駅」から徒歩約20分。

※車

伊勢自動車道「伊勢IC」から2分。

 

見どころ

倭姫宮の見どころです。
==========================

 ⑴倭姫宮と社叢

==========================

境内案内図

f:id:horo1332:20200212204608j:plain
                            (当宮配布のパンフレットより一部編集)


 

 ⑴倭姫宮と社叢」 内宮の別宮 

f:id:horo1332:20191117162723j:plain

神宮を構成する倭姫宮もまた、神明造という建築様式で建てられています。

社殿の横には次の式年遷宮で建てられる場所の古殿地があるだけで、素朴ながら美しい景観に心を奪われます。

 

f:id:horo1332:20190501123806j:plain

このお宮、実は神宮125社の中で最も新しく、大正時代に建てられました。

その背景には、祭神は神宮の祭事や数多くの摂末社を定めたという功績があるにも関わらず、命を祀る宮がなかったからなんだとか。地元民の熱望により建てられた倭姫宮は、皇大神宮の別宮として、今日も格式高く鎮まっています。

 

 

f:id:horo1332:20191117163746j:plain

倭姫宮も神宮で頂ける御朱印7社のうちの一宮ですが、令和元年の初日でもこの様相です。

いつ行ってもこの森厳な杜を堪能できるでしょう。 

 

f:id:horo1332:20191117164020j:plain

長い石段を横目に転じると、一際目立つ大きな木があります。

この根っこの凄まじいこと。何という木なのでしょうか。

 

御朱印情報

f:id:horo1332:20191116214423j:plain
       (倭姫宮)      

 

受付時間

【参拝時間】
●10月〜12月 (5時〜17時)
●1月〜4月、9月 (5時〜18時)
●5月〜8月 (5時〜19時)

拝受場所

宿衛屋(授与所)

初穂料

300円

オリジナル御朱印

なし

備考

 

 

100年前の倭姫宮(絵はがき)

f:id:horo1332:20191117163135j:plain

 

創建後間もない頃の写真かと思われます。

御幸道路から美術館や神宮徴古館へ向かう道沿いにある倭姫宮の入り口です。

 

倭姫宮を参拝して    

昨晩からの霧雨はまるで禊の雨のように、路面をしっとりと濡らします。

神宮の森は瑞々しく、豊かな緑が生い茂っていました。

f:id:horo1332:20190501123459j:plain
この倭姫宮の近辺は、伊勢きっての文教地区で、神宮徴古館(ちょうこかん)や農業館、神宮美術館など神宮ゆかりの施設があります。

 

f:id:horo1332:20190501125647j:plain
             左右対称の景観が美しい神宮徴古館

 

私はすべて徒歩での参拝と散策ですから、体力が続くかず何れの施設も訪れることができなかったのですが、もし神宮の歴史や宝物に興味があり時間に余裕があるのなら、行ってみて損はないと思います。各施設については、先に掲載した「境内案内図」を参考にして下さい。

伊勢は見所がいっぱいあります。なるたけ旅程を立てて、訪問したいものですね。