【2019年5月26日(日)奉拝】
栃木県栃木市に鎮座する「
「平将門の乱」を平定した
基本情報(アクセス・拝観時間・拝観料など)
社名 |
村檜神社(むらひじんじゃ) |
鎮座地 |
栃木県栃木市岩舟町小野寺4697 |
電話 |
0282-57-7801 |
祭神 |
大山咋命(おおやまくいのみこと) |
創建 |
大化2(646)年 |
式内社、郷社 |
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アクセス |
【バス】 「村檜神社入口」より徒歩約5分。
【レンタサイクル】
【自家用車】 東北自動車道「佐野藤岡IC」より約25分。 |
駐車場 |
約50台 石段横の道を上がり本殿横境内に駐車可。 小野寺山大慈寺も利用可。 |
あり |
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拝観時間 |
自由 |
拝観料 |
無料 |
国指定重要文化財=本殿 市指定天然記念物=村檜神社社叢 |
境内案内図
見どころ
⑴村檜神社社叢(市指定天然記念物)
⑵本殿(国指定重要文化財)
⑴「社叢」 杉薫る豊かな森
訪問して最初に驚くのが境内に広がる杉の香りです。
特に社頭に到着したとき奥から爽やかな風とともに杉の香りは、俗界との見えない境界があるように感じます。アクセスが良いとは言えない場所だからこそこの気持ちは格別です。
車で訪れる際は、お隣の小野寺山大慈寺か社頭付近に駐車されることをおすすめします。本殿の近くでも停められますが、社頭から参道を通って行かれる方がより自然を満喫できますよ。
⑵「本殿」 室町時代に建てられた傑作
村檜神社の本殿は栃木県内では唯一である「三間社春日造」という建築様式で建てられています。昔は檜皮の上に銅板をかぶせ銅板葺にしていたときもありましたけど、現在は檜皮葺として復古されています。あちこちの神社が瓦葺や銅板葺に改造されている今日では、地方の神社で檜皮葺はそう多くはありません。そういう意味では今後も大切に残して欲しい建築の一つです。
さて室町後期という古さもさることながら、構造や随所に施された彫刻が一つずつ異なっているところや、室町時代特有の華麗な絵様が見受けられる点も評価が高く、当代の傑作として古くは明治期より特別保護建造物の指定を受け保護されています。
そして村檜神社が独自にウリにしているのが本殿左方の柱にある瓜(ウリ)の彫刻。これは飛騨の工匠左甚五郎の作だと伝えられており、授与所では縁起物の「緑だるま」として頒布しています。
※授与品に関して、不明点は事前に問い合わせた方がいいでしょう。
(授与所は通常閉まっています)
御朱印情報
(村檜神社)
受付時間 |
9時〜17時(参考) |
拝受場所 |
本殿前の中門にて書き置きあり。 (初穂料は賽銭箱へ入れてください) |
初穂料 |
500円 |
オリジナル御朱印帳 |
なし |
備考 |
受付時間は他社を参考に掲載しました。
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村檜神社を参拝して
《アスファルトの幹線道路と土の参道》
気温が30度にも迫ろうかというなか、JR佐野駅からレンタサイクルを利用して約1時間かけて訪問した神社です。思いのほかアップダウンがあり、着いたころにはもうヘロヘロ。これから参拝だというのにこんなんじゃあ元も子もないのだけれど、移動時間も趣味とする私にとってはとても車なんぞで行けたもんじゃありません。でも他人には車を勧めます。
《緑豊かな参道を歩む》
社頭に到着するや否や杉の香りが風に乗ってやってきます。
もしここがふかふかの芝生だったら、自転車なんかほっぽり出してそのまま斃れていたでしょう。ばふっとね。それだけ疲れが飛んでいくような芳香でした。
《拝殿はなく中門から参拝するスタイル》
さて私が当社へ参拝したのは本殿が文化財に指定されていたからです。
特に彩色はありませんしインパクトがあるというわけでもないものの、年を重ねてきた風合いと社殿を取り巻く周囲の景観がすてきです。
《本殿正面と横から》
本殿の柱に施された瓜の彫刻や絵様は本殿と板垣(玉垣)の間隔が狭く、そのほとんどを撮影できなかったのは残念ですが、玉垣は本殿を見えないようにするためでもあるので拝観できないのは仕方がないと思いお宮を後にしました。ただ彫刻は撮れないにしても山手側からなら本殿の全体を撮れたかも知れません。いつかリベンジしたいですね。
《ハイキングコース入口》
西宮神社の側には唐沢山へ登るハイキングコースがあります。
眺めもいいそうなので神社参拝と合わせていかがでしょうか。
ちょっとハードだけど唐沢山神社までハイキングできますよ!