杜の中の閑話室

20代の若者が気ままに神社めぐり!Yahoo!ブログから引越してきました!

【群馬】上野国一宮「貫前神社」の見どころと御朱印

f:id:horo1332:20181106214545j:plain

 【2018年9月1日(土)奉拝】

一之宮貫前神社」は、経津主神(ふつぬしのかみ)と姫大神(ひめおおかみ)を祀る上野国(こうずけのくに)の一宮です。安閑(あんかん)天皇の元(531)年創建と伝えられる古社で、社殿まで登って下る「下り宮」は全国的にも珍しい。

また楼門、拝殿、幣殿、本殿それぞれが国の重要文化財に指定されています。

 

 

===も く じ=======

 

 

===============

 

貫前神社の鎮座地

上州一ノ宮駅から、徒歩約15分。

世界遺産富岡製糸場」から、車で約5分。

 

貫前神社の見どころ

貫前神社に行ってぜひ見て欲しい所、2箇所あります。

=============

 ⑴下り宮

 ⑵特殊な二階式本殿(国指定重要文化財

 

=============

 ♦︎境内図♦︎

 

 絵図入手次第、掲載します。

 

⑴下り宮

f:id:horo1332:20181104194950j:plain

社殿の配置は、石段の先の高いところに建てられる場合が多いのですが、当社は全国でも珍しい石段を下って参拝する「下り宮」となっています。「鵜戸神宮」(宮崎県日南市)や「草部吉見神社」(熊本県阿蘇郡高森町)とともに、「日本三大下り宮」と呼ばれています。

 

f:id:horo1332:20181105220242j:plain

しかし、なぜ下り宮となったのかはよく分かっていないのです。

 

f:id:horo1332:20181105220816j:plain

下って入り口の総門を見上げた写真です。
全国の神社では、本来下り宮ではなかったものの道路整備の都合により、後に下り宮となった神社があります。武蔵国の「谷保天満宮」(東京都国立市)は、その好例です。

 

⑵特殊な二階建ての本殿(国指定重要文化財

f:id:horo1332:20181105221703j:plain

当社で最も珍しいのが、本殿内部の二層式構造です。
外観は単層(一階)でありながら、内部は二階建てになっており、神座はその上層に安置されています。この建築様式を、「貫前造り」と言います。

 

f:id:horo1332:20181107210035j:plain

そして、神社・仏閣の建築によく見られる写真の三角のところを、破風(はふ)と言います。当社の破風には、「雷神小窓」という雷神像が描かれた小さな窓が付けられています。(写真が鮮明でないため、ウィキペディアから拝借しました)

 

f:id:horo1332:20181107211053j:plain

現在の本殿は、三代将軍徳川家光寛永12(1635)年に造営したものです。
また拝殿、楼門、回廊も時を同じく造営されました。その後、五代将軍徳川綱吉による大修理を経て、現在のような華麗な社殿へと生まれ変わりました。

御朱印

f:id:horo1332:20181107213158j:plain

授与所にて、 初穂料500円だったかと思います。

④明治から大正期の貫前神社(絵葉書)

f:id:horo1332:20181107215509j:plain

かつては、楼門の前に鳥居があったようです。

 

 

f:id:horo1332:20181107213758j:plain

 

貫前神社を参拝して 

f:id:horo1332:20181107223500j:plain

登って下る神社として、気になっていた神社にようやく参拝できました。
最寄の上州一ノ宮駅から徒歩で向かい、大鳥居までは登りでありながら、神門を潜ると急な下り階段となります。

 

通常では考えられない神社の配置に疑問を抱きますが、神門からの眺めは、社殿を取り巻く森と霧雨でしっとり濡れた味わい深い社殿の屋根に、歴史の重みを感じました。

 

下り宮に複雑な気持ちで、石段を下りればすぐ目の前に楼門があります。
楼門自体は小振りですが、何となく重厚感を感じるのは、屋根の横への拡がりと色でしょうか。

 

また、参拝後に当社を調べて驚いたのが、本殿の内部が二階建てということ。
文献にも記されているように、まさに外観からは想像もできない造りをしています。

 

神社建築を現地で拝観し、参拝後に神社を調査する。

私のマイブームとなっています。

 

【茨城】常陸国一宮「鹿島神宮」の見どころと御朱印

f:id:horo1332:20181026205349j:plain

【2018年8月25日(土)奉拝】

鹿島神宮」は、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)を祀る常陸国(ひたちのくに)一宮です。「伊勢神宮」(三重県伊勢市)や「香取神宮」(千葉県香取市)と同じく、古来から「神宮号」が与えられた由緒ある社です。

 

社殿が国の重要文化財に指定されるなど見どころが多く、特に面積約21万坪に800種以上の草木が繁茂する樹叢は必見です。

 

 

===も く じ=======

 

 

===============

 

鹿島神宮の鎮座地

 

鹿島神宮の見どころ

鹿島神宮に行ってぜひ見て欲しい所、6箇所あります。

=============

 ⑴壮大な楼門(国指定重要文化財

 ⑵社殿

 ⑶奥参道の樹叢(県指定天然記念物)

 ⑷摂社奥宮(国指定重要文化財

 ⑸要石(かなめいし)

 ⑹御手洗池(みたらしいけ)

=============

 ♦︎境内図♦︎

f:id:horo1332:20181104095403j:plain

 当社配布の境内案内図より、一部編集しております。

 

 

⑴壮大な楼門(国指定重要文化財 

f:id:horo1332:20181027174022j:plain

寛永11(1634)年、徳川頼房公の奉納による楼門は、「筥崎宮」(福岡県福岡市)、「阿蘇神社」(熊本県阿蘇市)とともに、「日本三大楼門」の一つです。

 

f:id:horo1332:20181027174915j:plain

 

f:id:horo1332:20181027175115j:plain

左右回廊の傍に木々が茂っている環境からか、「香取神宮」のような安定感というより高さが誇張されているように感じます。

 

⑵社殿(国指定重要文化財

f:id:horo1332:20181103210237j:plain

現在の社殿は元和5(1619)年、二代将軍徳川秀忠公により奉納されたもので、拝殿、幣殿、石の間、本殿の4棟で構成されています。

 

f:id:horo1332:20181103210527j:plain

私の撮影場所が悪いのか、本殿に近づいて撮ることはできませんでした。 

 

f:id:horo1332:20181103210635j:plain

ちなみに、こちらの社殿は神社としては珍しく北を向いています。
その理由は詳しくは分かりません。ただ、現在の位置に配置転換したのは比較的新しく、確か近世の頃だったかと記憶しています。

楼門を潜った先一直線上に配置されるケースが一般的なので、急に右手に現れる社殿に、ちょっとした戸惑いが生じるという特殊な配置をしています。

 

⑶奥参道の樹叢(県指定天然記念物)

f:id:horo1332:20181027181016j:plain

鹿島神宮の一番の見どころがこちら、「樹叢」(じゅそう)です。
当社の長い歴史とともに育んできた樹々や植物が約800種もあり、大勢の参拝客がいても俗を感じさせない深い森が広がっています。 

 

f:id:horo1332:20181027181610j:plain

写真は社殿(正殿)から奥宮にかけての「奥参道」です。 

 

f:id:horo1332:20181027182012j:plain   f:id:horo1332:20181027183826j:plain

道幅の広い参道は、枯葉一つも許さぬほど綺麗に掃除されています。
天然記念物という理由もあるのでしょうが、それでもアスファルトや石畳で整備しないところが当社の素晴らしいところです。

同じ一宮でも、境内の地面をガチガチに固めてしまう神社とは訳が違いますね。
なぜそこまで整備する(人が手を加える)のかというと、その方が掃除が楽で、何かと都合が良いからなのです。

また、自然(人間も)は大地の恵みを受け生かされており、その命が尽きると皆土に還ります。いつの頃からか、人は上へ上へと生活圏を広げますが、やはり地に足をつけるべきですし、それが自然でありたいと私は思います。

 

f:id:horo1332:20181027181149j:plain

背の高い木々が目立ちます。

ここに来ると、私という人間や人間の存在など、ヒトと森との付き合い方について改めて考えさせられます。

 

⑷摂社奥宮(国指定重要文化財

f:id:horo1332:20181027214850j:plain

奥参道を進んで行くと、右手に奥宮があります。

奥宮は慶長10(1605)年、徳川家康公により建てられた本宮の旧本殿です。
境内にある社殿の中で最も古く、元和の造営の際こちらに移設されました。

 

f:id:horo1332:20181027220240j:plain  f:id:horo1332:20181027215918j:plain

簡素な白木造りですが、周りの樹叢とあいまって古朴な趣があります。

 

⑸要石(かなめいし)

f:id:horo1332:20181027221042j:plain

香取神宮と同じく、当社にも要石(凹形)があります。

地面からあまり露出していないため、やや物足りなさを感じるかも知れませんが、昔から名所として採り上げられてきた場所なので、一度は見ておきたいものです。

 

f:id:horo1332:20181027221312j:plain  f:id:horo1332:20181027221515j:plain

 

⑹御手洗池(みたらしいけ)

f:id:horo1332:20181027222250j:plain

こちらも鹿島神宮を代表する名所。
古くは禊をここで行い、参拝したと考えられています。 

 

f:id:horo1332:20181027222637j:plain

水深は1メートル前後でしょうか。
水はよく澄んでいて、子どもや大人が入っても胸の高さを超えないという伝承は有名な話です。

御手洗池は、写真のようにぐるっと一周廻ることができるので、自分なりにベストスポットを探して撮影するのも面白いかと思います。

御朱印

f:id:horo1332:20181104101855j:plain

<奥宮>                 <鹿島神宮> 

当社の御朱印は、「鹿島神宮」と「奥宮」の2種類あります。
授与所で選べるようになっているので、欲しい方を伝えましょう。もちろん、両方頂くこともできます。また、御朱印帳を忘れた方のために、書き置きも用意されています。

初穂料は300円です。
入り口から楼門をくぐり、左手に授与所があります。

f:id:horo1332:20181104183343j:plain

 

④大正から昭和初期の鹿島神宮(絵葉書)

f:id:horo1332:20181027223559j:plain

鹿島神宮の「表参道」で、昭和7(1932)年以前に撮影発行された絵葉書。

何台ものタクシーが停まっています。 

 

 

鹿島神宮を参拝して 

f:id:horo1332:20181104182857j:plain

鹿島神宮駅から徒歩圏内の神社でありながら、広大な神域と杜にホッと一息。
都会の喧騒を忘れさせてくれる鹿島神宮は、杜を出た後も私は現実世界に戻ることができず、しばらく放心状態が続きました。1日経っても、夢幻の様な感覚が残っています。

 

奥宮界隈では特に鬱蒼とした杜が広がり、物哀しく鳴くヒグラシの中、皆想い思いに手を合わせています。

何もないが、何かが在るという感覚で、ただただ疑いようもなく、有り難みを感じるのはなぜでしょうか。それは、私たちもまた森羅万象の一であり、どこかで自然と繋がっているからなのかも知れませんね。

 

f:id:horo1332:20181104183629j:plain

余談ですが、今回鹿島神宮を参拝して、神社によって雰囲気が異なる理由について考えるきっかけとなりましたので、備忘録も兼ねここに記しておきます。


先に参拝した香取神宮の森は、鹿島神宮に比べ温和な雰囲気が漂っています。
それは、神様の性格やエネルギー云々といったスピリチュアルや、俗に言うパワースポットの話ではありません。

 

実は、香取神宮鹿島神宮の樹種が違うので、それぞれの神社で受ける印象も異なるのです。当然といえば当然の話ですが、普段何気無く神社めぐりをする中で、樹木のことなど想像すらしないので、今植物学の観点から森を見るという調べ事は、私にとって斬新で、大変新鮮な気持ちで勉強させてもらってます。

 

鎮守の森には、他にも「歴史学」「民俗学」「文化人類学」「都市計画学」などの観点から多角的に捉えることができ、私たちが歩んできた人類の歴史から古代祭祀の起源まで繋がりがあります。

 

何気無くはじめた神社めぐりが、これほど愉しく視野を広げてくれるものとは、ただありがたく、嬉しく思います。

少し話が逸れましたが、このように広い観点から今後も神社を紹介していこうと思う次第です。

 

【千葉】下総国一宮「香取神宮」の見どころと御朱印

f:id:horo1332:20181020221609j:plain

【2018年8月25日(土)奉拝】

香取神宮」(千葉県香取市)は経津主神(ふつぬしのおおかみ)を祀る下総国(しもふさのくに)一ノ宮です。明治以前は、「伊勢神宮」(三重県伊勢市)と同様の「神宮号」が与えられた古いお社です。社名に神宮が付く神社は今でこそ幾つかありますが、明治以前は「伊勢神宮」のほか、「香取神宮」と「鹿島神宮」(茨城県鹿嶋市)の三社しかありませんでした。


黒漆をベースとした拝殿は、決して古い建築ではありませんが、所々に金箔と極彩色を配し、一ノ宮らしい荘厳さを醸し出しています。

 

===も く じ=======

 

 

===============

 

 

 

 

①東京からのアクセス

f:id:horo1332:20181020220149j:plain

東京から香取神宮へ行く場合、高速バスがおすすめ!


「東京駅(八重洲南口)」発 鉾田行き → 「香取神宮」着 

 ・所要時間:1時間11分

 ・運 賃 :1,750円

 

バスなら自分で運転する必要がありませんし、乗車中1時間もあれば、これから行く神社の予習ができますよね。何より香取神宮の境内は広く、見どころも多いので、エネルギーを温存するためにも高速バスがいいんです。(1日で鹿島神宮も行くなら尚更に!)

 

香取神宮の鎮座地

 

香取神宮の見どころ

香取神宮に行ってぜひ見て欲しい所、5箇所あります。

=============

 ⑴表参道の社叢(しゃそう)

 ⑵朱塗りの楼門(国指定重要文化財

 ⑶黒漆の拝殿(社殿)

 ⑷奥宮

 ⑸要石(かなめいし)

=============

 ♦︎境内図♦︎

f:id:horo1332:20181025221646j:plain

 当社配布の境内案内図より、一部編集しております。

 

 

⑴表参道の社叢(しゃそう) 

f:id:horo1332:20181020224453j:plain

二の鳥居から始まる表参道の社叢は、香取神宮の杜の中でも特に風情があります。
参道に連なる土産屋の賑やかな様相も、朱塗りの鳥居をくぐれば一変します。

 

f:id:horo1332:20181020225235j:plain

二の鳥居から三の鳥居までは、300メートルほどでしょうか。
参道の両側には桜や楓が植えられており、春と秋には参拝者の目を和ませてくれます。

f:id:horo1332:20181021100432j:plain

私が訪問した時は、8月の夏真っ盛りでした。
雲ひとつ無い青空に、夏の陽光がギラギラ照りつけ、楓の葉が綺麗な黄緑色をしています。

 

 

⑵朱塗りの楼門(国指定重要文化財

f:id:horo1332:20181021101127j:plain

総門をくぐり、手水舎で身を清めてからいよいよお参り。
その前に朱塗りの楼門が立ちはだかります。


この楼門は、本殿と同じく元禄13(1700)年に徳川5代将軍綱吉公により造営されました。

 

f:id:horo1332:20181024185555j:plain

上部には、日露戦争日本海海戦)で著名な東郷平八郎元帥が書いた額が掛けられています。余談ですが、二の鳥居の前にある社標も東郷元帥の豪快な筆です。

この楼門は、左右の回廊と周囲の緑に支えられ、環境ともに安定感があり、大変気持ちの良い雰囲気を漂わせています。

個人的な感想ですが、後に訪問する「鹿島神宮」の楼門よりおすすめですね。

 

⑶黒漆の拝殿(国登録有形文化財

f:id:horo1332:20181022211820j:plain

朱塗りの楼門とは対照に、拝殿は黒漆塗りで荘厳な雰囲気を醸し出しています。
黒漆の中、所々に彩色を施しており、屋根の桧皮葺(ひわだぶき)が社殿の印象を重くなりすぎないよう調和を保っているように見えます。


こちらの拝殿は、実は昭和15(1940)年建造と神社の拝殿としては比較的新しく、紀元2600年を祝して建て替えられました。

 

f:id:horo1332:20181025212149j:plain

このような事業は決して珍しいことではなく、地方の神社でも境内が拡張されたり、新たに瑞垣が造られたりするケースがあります。しかし、香取神宮は一宮ですので、拝殿の建て替えは当社にとっても大きな事業になったことでしょうね。

ちなみに、元の拝殿は「祈祷殿」として活用されています。

 

⑷奥宮

f:id:horo1332:20181022213513j:plain

奥宮は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)の荒御魂(あらみたま)を祀っており、旧参道中程にあります。

正直なところ、香取神宮の正殿のインパクトがありすぎて、こちらの奥宮は祭りの後の寂しさのようなものを感じます。とても静寂な場所ですので、思わず小さく拍手を打ってしまいます。

 

f:id:horo1332:20181025212442j:plain

静と動という言葉がありますが、時にはこういう場所に身を置き、自分を見つめてみるのもよい機会かもしれません。

 

心は留めていても、自然はたえず流動的で、杜の中で蝉の声が響き渡ります。

 

⑸要石(かなめいし)

f:id:horo1332:20181022215222j:plain

要石は、地中奥深くで地震を起こす大ナマズの頭尾を抑えていると伝えられる石。
100年以上前の絵葉書でも度々登場する当社の名所の一つです。

香取神宮の要石は、頭頂部が出っ張っている(凸形)のに対し、鹿島神宮は凹んでいます(凹形)。


ところで、この要石が地中奥深くまで埋まっているというのは果たして本当なのでしょうか。この疑念を抱いたのは水戸光圀公も同じで、貞享元(1684)年、当社を参拝した際に大掛かりに掘らせたようですが、根元を見ることが出来ず諦めてしまったというエピソードがあります。

f:id:horo1332:20181023221105j:plain

 

御朱印

f:id:horo1332:20181025214821j:plain

初穂料は300円だったでしょうか。
拝殿右手の授与所にて頂きました。

 

朱印の上に社名の揮毫がない為シンプルかもしれませんが、これが本来の御朱印であり、「伊勢神宮」(三重県伊勢市)や「出雲大社」(島根県出雲市)も社名の揮毫はありません。

神聖な朱印の上に、墨を入れるのは神社の自由でしょうが、果たして・・・。
ちなみに、滋賀の「油日神社」(滋賀県甲賀市)では、社名の有無を選べるようです。

 

 

⑤昭和初期の香取神宮(絵葉書)

f:id:horo1332:20181023222705j:plain

香取神宮の「旧参道」で、昭和7(1932)年以前に撮影発行された絵葉書。

石段を登ると右手に「総門」、左手に「楼門」があります。

 

 

⑥参拝した所感

神社の散策と写真撮影。そして静寂な環境で、荘厳な社殿を見上げながら、巧みな渋い彫刻でも拝観して、ただ茫と思索に耽り、一人悦に浸る。

そんな趣味を持つ私にとって、初詣客の多い1月はどこか落ち着かない参拝となってしまったのでした。

f:id:horo1332:20181025235016j:plain

あれから7ヶ月が経ち、ようやく満足な参拝ができました。


社殿の周りをじっくりと拝観し、あっちへこっちへ右往左往。
私は境内をくまなく廻りました。

 

f:id:horo1332:20181025235344j:plain   f:id:horo1332:20181025235508j:plain


念願の御朱印も頂き、私は次なる「鹿島神宮」へ。

参道でタクシーを捕まえます。

f:id:horo1332:20181025234617j:plain

 

「あの、香取駅まで時間はどれくらいかかりますか???」

 

「・・・間に合うかなあ」

 

タクシーの運ちゃんは、最寄駅である香取駅までの所要時間と、鹿島神宮駅行きの発車時刻、そして私が鹿島神宮へ行くことを見透かして言ったのでした。さすが!
香取神宮鹿島神宮は鎮座地が近いため、一度に参拝する人が多いのです)

 

「このまま、鹿島神宮まで行った方がいいんじゃないの?」

 

・・・なんて言われましたけど、とんでもない!

五千円札なんて、ポンっと飛んで行っちゃいますよ笑

 

ともあれ、香取駅まではタクシーへ乗車。難なく電車にも乗れ、本命の鹿島神宮へ到着したのでした。そしてこの鹿島神宮が、本当に素晴らしい神社なのです!

また改めて紹介しますね。

 

長宗我部元親公初陣の社、土佐「若宮八幡宮」

f:id:horo1332:20181010203015j:plain

2018年8月14日参拝ー。
帰省した香川から土佐へ、四国山地を突っ切り、初めての土佐の神社めぐりもこれが最後となりました。

若宮八幡宮」(高知市長浜)は、長宗我部元親公が戦勝祈願し、初陣に臨んだ社として有名です。戦勝祈願の思いは、「出蜻蛉(でとんぼ)式」という社殿の建築様式によく表れています。

 

==もくじ==

=======

 

f:id:horo1332:20181010203915j:plain

社殿の出蜻蛉式建築は、拝殿の正面(向拝・ひさしの部分)を頭に、左右拝殿を翼に、本殿を尾に見立て、蜻蛉がこちらへ向かってくる(出陣)ように配されています。

ここでビビッと来たら鋭い人ー。

実は先日紹介した「土佐神社」(高知市一宮)とは蜻蛉の向きが逆で、「若宮八幡宮」では頭が拝殿ですが、「土佐神社」では頭が本殿になっています。

 

f:id:horo1332:20181010205044j:plain

主祭神

応神天皇(おうじんてんのう)

 第15代天皇

神功皇后(じんぐうこうごう)

 第14代仲哀天皇の皇后

宗像三女神(むなかたさんじょしん)

 「宗像大社」(福岡県宗像市)の主祭神で、海上交通の神。

 市杵嶋姫命(いちきしまひめ)、湍津姫(たぎつひめ)、田心姫神(たぎりひめ)。

 

f:id:horo1332:20181010214204j:plain

②歴史

文治元(1185)年 若宮八幡宮創祀。

永禄3(1560)年 長宗我部元親初陣に備え、当地に陣を構える。

明治6(1873)年 郷社。

昭和5(1930)年 県社。

 

③アクセス

神社の前に広い駐車スペースがあります。
夕方の17時ごろ?には閉まるようなので要注意。

 

f:id:horo1332:20181010214353j:plain

 

御朱印

f:id:horo1332:20181010213530j:plain

左の花印は、「水天宮」(東京都中央区日本橋)の御朱印帳に押されていたものですので、若宮八幡宮とは関係ありません。

 

 

⑤見どころ

全国でも珍しい、出蜻蛉式の建築様式。

また、外苑(神社から出て真っ直ぐ行ったところ)には、長曾我部元親の大きな銅像があります。銅像の前には、大きな四国の地図が描かれています。長宗我部は槍を持ち、もう片方の手は四国を掴まんとしている様子で、大変躍動感あふれるものです。
是非、歴史の勉強がてら写真に収めちゃってください。

銅像は神社から、徒歩5分程です。)

f:id:horo1332:20181010214001j:plain

ところで、私はというと、腹を抑えコンビニのトイレへと直行したく、銅像は一枚しか撮れませんでした。
実は、当時は8月の盛夏で、外はかんかん照りの暑さ。車内はクーラーで涼しく、その極度の寒暖差と疲労感から、体調を崩してしまったのです。

それでも念願の高知へ初めて行けたことが嬉しく、程よい疲労感に酔いしれながら、御朱印片手に夏の夜を満喫ー。

加山さんではありませんが、言ってしまいます。

・・・しあわせだなぁって。

 

世界遺産!「日光東照宮」の陽明門

f:id:horo1332:20180925220230j:plain

2018年9月15日ー。

三連休を利用して初めて「日光東照宮」へ行ってきました。
言わずと知れた徳川家康を祀った神社で、金箔や漆、胡粉をふんだんに使った絢爛豪華な社殿が特徴的です。

私ごとですが、子どものころに「陽明門」のプラモデルを作ったことがあり、是非一度実物を見てみたいと思っていたのです。装飾の壮大さときらびやかな陽明門に、子どもながら大変感銘を受けたことを今でも憶えています。

さて、そんな私が社会人になり上京してから驚いたのが、東京から日光まで日帰りが可能ということ。まさかあの憧れの日光が日帰りまでできる距離にあるとはー。

とは言いつつ、日光を十二分に堪能できるよう、あえて三連休をねらって今回日光へ出向いたのです。

 

結果からいうと、陽明門はもちろんその他の建造物や日光山の自然も美しく、大変素晴らしい小旅行となりました。

 

 

 

=も く じ =

 

 

=======

 

 

 

①陽明門

f:id:horo1332:20180923124731j:plain

日光東照宮の表門をくぐり「三神庫」(さんじんこ)、「神厩舎」(しんきゅうしゃ)を眺めパッと振り向くと、お目当ての「陽明門」がありました。

施された金箔は遠くからでもよく見え、背後にまとった霧が、また神聖さを醸し出しています。

f:id:horo1332:20180930180455j:plain

あらゆる角度から何枚も撮り、このひと時を噛みしめます。

f:id:horo1332:20180930181306j:plain

鳥居左手の手水舎で身を清め、鳥居をくぐったところー。

 

f:id:horo1332:20180930181949j:plain

そのままだと暗すぎるので写真にライトをかけていますが、それでもこの暗さです。

 

f:id:horo1332:20180930182438j:plain

人が後から後からやって来るので、後ろを気にしながら撮影しました。
陽明門は私の想像以上に小さく、しかし彫刻をぎゅっと詰めこんだ緻密な姿をしています。

 

f:id:horo1332:20180930183325j:plain

鐘楼と陽明門のツーショット。
反対側には対照的に鼓楼が配置されています。

降りしきる雨の中、あちこちから陽明門の姿を収めました。

 

②回廊の大彫刻

f:id:horo1332:20180930184314j:plain  f:id:horo1332:20180930184510j:plain

      <西回廊>            <東回廊>

陽明門の回廊には花鳥風月や雲、動物の彫刻があり、神域を取り囲んでいます。
浮き出ているところをちょっと触れて感触を確かめてみたくもなりますね。

随身像(ずいじんぞう)

f:id:horo1332:20181003203428j:plain  f:id:horo1332:20181003203604j:plain

今度は接近して撮ってみました。
神社の神門ではお馴染みの随身像です。

こちらも、平成の大改修により綺麗に生まれ変わりました。

 

④陽明門の細部

f:id:horo1332:20181003204202j:plain

 

f:id:horo1332:20181003204403j:plain

陽明門には様々な装飾が施されており、一日中眺めても見飽きないことから「日暮らし門」とも呼ばれています。

その名の通り、一つ一つ丁寧に見ていてはあっという間に時間が過ぎてしまいます。
観光客も多く、ゆっくり写真撮影しにくいところですので、事前に「陽明門のすべて」という解説書を購入しました。

f:id:horo1332:20181003205007j:plain

 

f:id:horo1332:20181003205155j:plain

⑤魔除けの逆柱

f:id:horo1332:20181003205512j:plain

陽明門のこの柱だけ逆さまになってます。
建物は完成と同時に崩壊が始まるという意味で、完全なものを追い求めないところに建築美の良さが光ります。


このほか人物の彫刻なども表情を変えており、多くの装飾の中で単調にならないよう調和がとれています。


狛犬

f:id:horo1332:20181003210429j:plain  f:id:horo1332:20181003210540j:plain

こちらも豪華なコマ。
重要文化財に指定された古い狛犬も、昔はきらびやかな彩色が施されていたのかも知れませんが、この門に配置された、体が金色で、たてがみが緑や青に配色されたコマはここだけかも知れません。

社殿から見た陽明門も綺麗ですよ。

 

f:id:horo1332:20181008165835j:plain

今回は、日光東照宮日光二荒山神社の中から陽明門をピックアップしました。

陽明門は私の想像以上に小ぶりでしたが、なにより絢爛豪華な彫刻に見とれてうっとりしてしまいました。

「日暮らし門」とはまさにこのことで、また家でじっくり眺めてみたいと、子どもの頃に製作したプラモデルを再度購入し、ひとり悦に浸っています。

この他にも日光には見所がいっぱいあります!

 

今後少しづつ紹介していきますね。

 

 

【平30年9月】「日光東照宮」の御朱印の頂き方

f:id:horo1332:20180923124731j:plain

平成30年9月15日ー。

世界遺産日光東照宮」(栃木県日光市山内)へ行ってきました。

この記事は、はじめて御朱印を拝受される方が迷わないよう、「日光東照宮」の御朱印情報をまとめたものです。

続きを読む

鳳凰舞う楼門「潮江天満宮」

f:id:horo1332:20180912221144j:plain

2018年8月14日、「高知県護国神社」から「潮江天満宮」へ。

慣れない道に戸惑いながら、本日三社目の「潮江天満宮」(高知県高知市神町)へ到着しました。

見所は高知市指定文化財の堂々たる楼門です。
杜の中に佇むどっしりとした風格は、景観によく馴染んでおり、今回高知の神社めぐりを企画した際、訪問必須として挙げたのが当社でした。

 

続きを読む