杜の中の閑話室

20代の若者が気ままに神社めぐり!Yahoo!ブログから引越してきました!

阿波国の一宮「大麻比古神社」とドイツ橋

8月12日ー。
初めて阿波国神社めぐりへ行きました。

私の故郷である讃岐国から車で約2時間。
電車での神社めぐりが当たり前となった東京住まいの私にとって、車で県外にまで行ってしまうなんてー。

そんなちょっぴり新鮮な気持ちで、阿波国一宮「大麻比古神社」(鳴門市大麻町)へ。

f:id:horo1332:20180828204458j:plain

 

f:id:horo1332:20180828204707j:plain


駐車スペースは二の鳥居をくぐった所にあります。
参道を愉しみたい方にとっては物足りなさを感じるかもしれませんが、そこは車社会ならではで致し方ないのでしょう。

武蔵国一宮「氷川神社」(さいたま市大宮区)は約2キロに及ぶ参道(並木道)をゆったりと歩むことができますが、ここに都会とのギャップがありますね。

 

 

f:id:horo1332:20180828205830j:plain


さて、第二鳥居の駐車場には第一の撮影スポット、慶応年間に作られた狛犬がいます。

f:id:horo1332:20180828210010j:plain     f:id:horo1332:20180828210210j:plain

左のコマをご覧下さい。
よく見入ると、前足に石碑のような物がありますね。
それに刻された老人は杖を携え、口から何やらモクモク吹いています。

f:id:horo1332:20180828210810j:plain

大麻比古」という社名から例の物を想像しますが、おそらく中国の道教あたりに関係する人物(神仙?)をデザインしたのではと思われます。徳川の時代には、神仙らしき人物を刻した建造物が現存してまして、箭弓稲荷神社(東松山市箭弓町)や、潮江天満宮高知市神町)の楼門にも見られます。

あくまで私の経験則であって詳細は分かりませんけど、ただこのコマが慶應年間の作というのは何となく分かるような気がします。

ついでにもう一対紹介したいのがこちら。
拝殿前で蹲踞する宝暦12(1763)年のコマーです。

f:id:horo1332:20180828211027j:plain   f:id:horo1332:20180828211210j:plain

・・・何だかヘルメットを被った様な風貌で胴体と頭部がアンバランス。
表情もユーモラスですね。

ちょっと正面からも撮らせて下さいな、パシャリ!


f:id:horo1332:20180828211914j:plain


さてさて、拝殿前の狛犬は少しフライングでしたが、駐車場から石段を登って迎えてくれるのが、こちら樹齢約1000年の大楠です。

f:id:horo1332:20180829210709j:plain

 

f:id:horo1332:20180829211147j:plain

鳴門市の天然記念物に指定されています。
御神木を見上げ、悠久の歴史に思いを馳せつつ参拝します。

f:id:horo1332:20180829212712j:plain

 

f:id:horo1332:20180829213210j:plain

社殿は一宮にしては小規模です。

ただ、大きな鈴緒を掴んだ瞬間、どことなく一宮に参拝している実感が湧いてきます。

f:id:horo1332:20180829213354j:plain

 参拝後は本殿裏までじっくりと境内を散策します。
普段都会の中にいるからか、いつも以上に杜の香りに敏感です。

「あ、ここから(この場所から)ヒノキの香りに変わった!」

つい口に出してしまいました。


そして、最後に紹介したいのが「めがね橋」と「ドイツ橋」です。

f:id:horo1332:20180829214809j:plain

本殿裏の心願鏡の池に架けられためがね橋。
事前に調べてその存在を知ってはいましたが、思っていた以上に小ぶりで愛嬌があります。

f:id:horo1332:20180829215305j:plain

めがね橋から撮影しました。

右手に見える朱塗りの鳥居の先にドイツ橋があります。


f:id:horo1332:20180829215547j:plain

 

f:id:horo1332:20180829215749j:plain

 

f:id:horo1332:20180829215853j:plain

こちらがドイツ橋。

第一次世界大戦の頃、近隣の坂東俘虜収容所へ収容されたドイツ兵が、当地への感謝の気持ちを込めて造られたそうです。坂東の収容所では、割とドイツ兵の人権が尊重されていたと聞いたことがあります。

皆でわいわい入浴したり、楽器を演奏したり、スポーツを愉しんだりと、ここで文化としての交流があり、日独の友好関係が築かれたわけです。私はしみじみと石積みのアーチを眺め、時代が変わっても残し続けていることにありがたみを感じました。

f:id:horo1332:20180829224503j:plain     f:id:horo1332:20180829224618j:plain


行ってみたい神社は数知れず。

次はどんな出逢いがあるのでしょうか。

神社めぐりの愉しみは本当に底知れませんね!